B-NDG®マウス(NOD-Prkdcscid IL2rgtm1/Bcgen)はバイオサイトジェン社で自主開発したモテルです。B-NDG®マウスは重度免疫不全NOD-scidマウスからIL2rg遺伝子をノックアウトして、作製されました。成熟したT細胞、B細胞または機能的なNK細胞が欠損し、サイトカインシグナルも伝達しないわけで、最重度の免疫不全症モテルとなり、ヒト造血幹細胞(HSC)、末梢血単核細胞(PBMC)およびヒト腫瘍細胞または組織の移植と生長に最適です。
NOD(non-obese diabetes、非肥満糖尿病)遺伝背景:自然発症I型糖尿病で、そのマクロファージはヒト化細胞に対し貪食作用が弱くなり、補体システム及び樹状細胞機能など先天的免疫システムが低下しています。
Prkdc null(DNAPK,scid):Prkdc(protein kinase DNA-activated catalytic/DNA活性化プロテインキナーゼ )遺伝子の突然変異により、マウスの機能性T、B細胞が失われ、リンパ細胞が減少し、細胞性および体液性免疫の重度複合免疫不全症(severe combined immunodeficiency,scid)を表します
IL2rg null: Interleukin-2受容体のガンマ鎖(IL-2Rγc,またの名はCD132)はマウスのX染色体に位置する、サイトカインIL2・IL-4・IL-7・IL-9・IL-15及びIL-21の共通受容体 のサブユニットであり、重要な免疫機能を持っています。IL-2Rγc遺伝子ノックアウト後、マウスの免疫機能は著しく低下され、NK細胞の活性をほとんど失われます。
マウスの優位性
公認されてる重度免疫不全マウス
NOD-scidマウスと比べると寿命が長くなりまして、平均1年半に達します。
ヒト化細胞と組織に対して排斥反応はほとんど起こりません。
CDXおよモデルでの腫瘍の生成はより効率的です。
Bリンパ細胞は漏れしません。
主要な応用分野
ヒト化細胞あるいは組織移植
腫瘍及び腫瘍幹細胞の研究
ES及びiPS細胞の研究
造血及び免疫学の研究
人の感染症の研究
新しいヒト化動物モデルの開発
B-NDGマウス
通常名称 | 製品番号 |
---|---|
B-NDG Mice | 110586 |
B-NDG背景のマウスモデル
通常名称 | 製品番号 | マウスの背景 |
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B-NDG B2m KO mice plus | 110601 | B-NDG |
B-NDG-Kittm1(w-v)/Bcgen |
110588 | B-NDG |
B-NDG hIL6 mice | 110596 | B-NDG |
B-NDG hTHPO mice | 110590 | B-NDG |
B-NDG hIL15 mice | 110600 | B-NDG |
B-NDG hSIRPA mice | 110003 | B-NDG |